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2008.05.27

そうだWILLCOM 03だ

何とも微妙な位置付けのD4に対して、ウィルコムのスマートフォンW-ZERO3シリーズにおける正統進化として発表された、「WILLCOM 03」。 正直ここまでのものは期待していなかっただけに、嬉しい裏切りですね。

方向キーとテンキーを切り替えるギミックが素敵です。一方、この部分を含めて全面フ ルフラットである特徴は、デザイン性こそすぐれているものの、実際テンキーでメールをぽちぽちやるにはどうか?と言う問題が出てきます。ちなみに補助的に 矢印キーはメインディスプレイの下部を利用して表示されるそうですが、いずれにしろQWERTYキーボードを出さない状態では、タッチパネルで操作するこ とになるようです。擬似的にクリック感を再現するために震えるそうですが、バイブの再利用なのか、例のアルプス社のフォースリアクタを別に搭載するのか気 になるところですね。

さて、こうして「なんかえれー垢抜けたデザイン」になった、WILLCOM 03ですが、加えてワンセグ内蔵、Bluetooth内蔵となっています。ワンセグは録画非対応で視聴のみ、データ放送も非対応、Bluetoothでワ ンセグ音声出力非対応、と、もう一つ詰めが欲しいところですが、あるのと無いのとではだいぶ違いますね。ただ、旧来スマートフォンを求める層が欲しい機能 か、と言われれば疑問符が浮かびます。でもやっぱりあるならあるで良いです。一方、Bluetoothは渇望してたユーザが多いでしょうね。ようやく、よ うやく内蔵されました。ヘッドセットだってキーボードだって使えます。DUN-GWプロファイルに対応していないそうなので、PCなどをインターネットに 繋ぐためにそのまま使えないのが残念ですが、そもそも現行PHSの通信速度でははなから期待するもんじゃないでしょう。

その他、OSがWindows Mobile 6.1にバージョンアップしていることも含めて、ソフトウェア面でも大きな改良が加えられているようです。あの冗談のように使いにくい電話絡みが大きく改 良、と言うか、シャープ謹製のオリジナル電話帳アプリが搭載されるようです。それ以外にも使い勝手に大きく依存するソフトウェアに手が入れられているよう で、なかなか魅力的な端末に仕上がっています。iPhoneショックや、Windows Mobile搭載のスマートフォンが増えてきてから、独自のUIによるカスタマイズが活発ですね。さすがに素の状態ではお世辞にも使いやすいとは言い難い ので良い傾向だと思います。

ただし気になる点があります。この端末単体としての気になる点もありますが、やはりプラスの意味での将来的なところでしょう。同時に発表された次世代PHSの名称 「WILLCOM CORE」が控えていること、もっと前の近い将来には(03シリーズに載るかは別として)FeliCa対応が控えていることです。

さーて、買い換えることで得られることは多いものの、決して不便過ぎるわけではないアドエスを使い続けるべきか、もう少し迷っておくことにしましょう。

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