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2008.10.03

ニンテンドーDSiだとか

新型?のDSが発表されましたね-。ハードウェアスペックから見ると「1.5」的なバージョンアップに過ぎない感じで、どうにも決定打がない感じです。もっとも、初期型のDSユーザから見たら、それなりに買い換えるだけの魅力はなくはないんですが……。と、やっぱり語尾を濁してしまう程度の魅力なんですよね。

正直言って、携帯ゲーム機はかなり成熟してきて、モンハンのおかげもあってPSPもかなり普及した事もあって、携帯ゲーム機であっても、ユーザ体験に加えてビジュアル面でもかなりリッチなゲームが要求されてるように思えるのです。そんなわけで、そろそろDSもスペック的に力不足感が出てきたのでは?と思っていたんですが、そこら辺には手を入れてなかったのが気になるところです。もっとも、DSと言う土台でポリゴンにこだわってるところはどうかと思いますが。

ともあれ、注目すべきは新たに追加されたカメラや音楽再生機能ではなく、ネットワーク絡みやDSウェアなんかのコンテンツダウンロードの仕組みが追加されたところなんじゃないかと思います。今やDSは単なるゲーム機ではないがPDA的なものでもない、「何か」になりつつあるんじゃないかと思いますが、それを後押しするような仕組みだと感じます。「一人に一台」と言うのもなるほどそういう流れなら頷けます。コセンプトはDSもWiiも同じ、その方向で先に仕組みを構築したのが据置機であるWiiで、わかりやすい例だとWiiFitなんかで、そういうのを提案しているのが分かります。DSiはその流れを個人ベースに落とし込んで、より一人一人に密着した方向を示しているようです。で、「歩いてわかる 生活リズムDS」の発表。うーん、完璧ですね。

マルチメディア機になろうとしているSCEIと対比して、頑なに「おもちゃ」であり続けているのではなく、もっと広く「おもしろい」や「楽しい」という「充実感」を生み出していくのが、今の任天堂のあり方なのではないかと感じたのでした。カメラや音楽再生機能の追加という点から見たら、そのコンセプトも説得力が弱いというかわざとらしく感じましたが、幅広い年齢層に普及している事とDSウェアを中心にやろうとしていることを考えると、なるほどハッキリとそのあり方に納得できるものがありますね。

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