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2009.08.03

Appleからの、見事な釣られっぷり

かつて私は、そのデザインと機能の潔さと価格につけ込まれ、iPod shuffle(1G/512MB)を買いました。iTunesとiPodというコンセプト、そしてiTunesの使い方を覚えました。わずか1万円程度でAppleらしさの鱗片を「実感」し、それを受け入れることになりました。

続いて発表されたのは、iPod nano(1G/4GB)です。当時は驚くべき大容量のフラッシュメモリを搭載していながら低価格、iPodがiPodたるデザインを踏襲しながら実にスマート、そしてフル機能のiPodである、というのは大変な魅力でした。所詮はサブセットであるshuffleから抜け出すには十分すぎました。もはやこのときすでにAppleの術中にはまっていたと言って良いでしょう。shuffleは知人に譲り、私はnanoを手にしました。

Appleはまたも驚くべき事に、iPhoneを発表しマルチタッチに対応するディスプレイとジェスチャーによる操作を提案しました。残念ながら日本では発売されなかったものの、同じ技術を採用したiPod touchを発表しました。多少高価ではあるものの、この画期的なデジタルガジェットを触りたくてうずうずしている私にとってはわずかな迷いでしかありませんでした。nanoは、やはりまた別の知人に譲りました。

iPod touchを手にすることで、これまでと違うクリックホイールではない様々な操作をすることになりました。操作対象に直接影響を及ぼすインタラクションデザインに快感を覚えるのです。もはや迷うことなんてありません。この時点でMacを買うことに抵抗がなくなっていました。

そして、フルアルミボディのMacBookが発表されました。あのボタンの見えないマルチタッチ対応のトラックパッドを搭載し、スペック的にも申し分ない性能、イマイチWindowsでiTunesを使っていくのに危うさを感じていたというのもあって、買ってしまいました。さすがに長年Windowsを使っていたこともあって、親切なのか不親切なのか分からない、意外と痒いところに手が届かなかったりするのはありますが、全体がしっくり来る作りなのはやっぱりAppleらしいですね。

そして過去エントリの通り、iPhone 3GSが発表されたので、当然のように買うことにしました。もちろんこれは、先にtouchを使っていた慣れとフラストレーションというのもあり、出たら買うと言うことは決めていましたが、考えてみれば、shuffleで「この世界」のお試しをしたのと似ている状態です。そしてやはり、touchはさらに別の知人に譲りました。

さて、振り返ってみるとiPod shuffleから始まってついに、「Mac + iPhone」という典型的な組み合わせにまで至ってしまったのです。一つのプロダクトでありながら「お試し」をさせて、最終的にここまで釣られてしまったのです。決してApple信者のつもりはないはずなのに、今でも意識としては絶対的に優位なものではない、と思っているにもかかわらず、です。

「所有する喜び」だけでなく、「操作する快感」、そう、ストレスを感じないだけでなく快感を得られるというのはまったく恐ろしい、そこに対価を払う価値というものを見いだしてしまう私のような人が釣られていくのですね。

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